超個人的な2017年のお話。
ハマっただけの曲ならもっとあるのだけど、
そして、2017年以前のリリースの曲もあるのだけど、
私、おばあちゃんになっても聴くだろうなっていうアーティストを3組、厳選しました。
Pa's Lam System(パズラムシステム)
神奈川県在住の3人組トラックメーカーユニット。
tofubeatsのremixを手掛けていたことで知った前年からの流れ。
2017年上半期、仕事は大好きなのに会社に行くのが嫌で嫌で。
朝はパズラムのアルバムばっか聴いて、無理やり気持ちを鼓舞していました。
みんなにもきっと、そういうときってあるよね。
理不尽なことって考えても仕方ないから、こういう何のメッセージ性もない曲がよかったのかも。
目が覚めたら、とりあえず再生ボタンを押して
起きたら、疾走感に身を任せて重心を前に傾けるだけ。
あとは重低音が背中を押してくれる。
(たまにひとつめの赤信号に心が折れて、Uターンしちゃうけど)
夏にまた新アルバムが出たので、
今でも筋トレとか勉強とか、気が重いけどテンアゲしたいときに聴きます。
Young Juvenile Youth(ヤングジュブナイルユース)
松田優作の長女Yukiと、ソロでも活動するトラックメイカーJemapurによるユニット。
会社や学校の帰りは、これを聴いて心を無にしていたよ。
いかにもお涙頂戴な曲より、
浮遊感があって一定温度のチルい曲のほうが ちゃんとボーっとできて、ちゃんと泣けるので好き。
東京駅発の中央線の端っこで、ただただひたすら疲れをアイシングしていました。
無機質な声と電子音がいいね。
Mura Masa(ムラ・マサ)
1996年生まれの音楽プロデューサー。
日本っぽいネーミングですが、日本人ではありません。
(最近、日本語名の海外アーティスト多いよね)
これは文句なしでハマってしまった。
数年前から世界的にトロピカルハウスの流行りがあって、
彼も発祥のSoundcloudの出自。
だからかわからないけど、民族的な音が使われていて
耳障りがいいのに、ありきたりじゃない音楽性。
そんなことよりも!
弱冠二十歳にしてこの世界観。
どのPVや歌詞からも何となくわかるように、全面的に多様性を認め、受け入れている感じがある…。
人種も性別も関係性もバラバラな人物たちが登場して、いわゆる“ふつう”という固定概念がなく、どの人物もすべからく同列に扱われる日常を描く。
けど、そこにはたしかに歪みがあって。私はそこに共鳴する。
彼はイギリス領の島国育ち。そういう土地柄、また世代なのかなぁ。
海外事情も、映像作家の思惑なのかもわからないけど、それら含めどの曲も好き。
2017年7月のデビューアルバムで知って以来、毎日欠かさず聴いてるわ…
もう取り繕うのやめよう。無理して笑ったり、人に合わせたりするのやめよう。
私は私の“ふつう”でいよう。
と、我に返った2017年下半期でした!
以上、私の2017年を象徴するアーティスト3組。
なんだか後ろ向きな理由になっちゃったけど、
どんなときでも寄り添ってくれるのが音楽。
No Music, No Life.
深夜3時の考え事
you are what you eat.
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